昨年末に中央競馬を引退したディープインパクト(牡5歳)が14日、種牡馬生活を送っている北海道安平町の社台スタリオンステーションでファンに公開された。ファンの要望に応える形での種牡馬撮影会で、北海道内外から午前、午後合わせて約1200人が参加した。
この日登場したのはキングカメハメハ、アグネスタキオン、クロフネなど内国産馬を中心とする21頭。その中でもやっぱり1番人気はディープ。厩務(きゅうむ)員によると現在の体重は約470キロと、現役時代から30キロほど増えたというが、大勢のファンの前でも威風堂々と落ち着き払った様子。「サンデーサイレンス最後の誕生日に生まれたのが、ディープインパクトでした。生まれ変わりというわけではないでしょうが、因縁じみたものを感じています」と同スタリオンの徳武英介氏の舌も滑らか。2月上旬に初種付けを終え、種付けのときは猪突(ちょとつ)猛進型であるといったエピソードを紹介した。
東京から駆けつけたオーナーの金子真人氏は「今日は、子供の入社式のような気分。100頭を超えるその子たちが競馬場をにぎわせてくれると思います」とあいさつし、拍手を浴びた。今後は一般のファンも日中放牧場にいる姿を見学できる。
同馬は無敗で皐月賞、ダービー、菊花賞の3冠を制し、昨年12月の引退レースとなった有馬記念も優勝。史上最高額となる51億円で種付けシンジケートが組まれた。種付け料は1回当たり1200万円で、初年度は200頭程度が予定されているという。2010年には2世がデビューする予定だ。
